仕事について

ポラーノガーデンの由来

POLANO GARDEN という名前は、
宮沢賢治の『ポラーノの広場』から着想を得て名付けました。
物語の中に描かれるのは、人が集い、語り、またそれぞれの道へ戻っていく場所です。

完成された理想郷というよりも、
人が関わり、時間を重ねることで、少しずつ育っていく場所。その在り方が、
庭ととてもよく似ていると感じています。

庭もまた、一度つくって終わるものではなく、
人が関わり続けることで姿を変え、受け継がれていくものだと考えています。


庭を見るということ

庭の仕事というと、
見た目を整えることが中心だと思われるかもしれません。

もちろん、景観を整えることは大切な要素のひとつです。
ただ、それだけで庭を判断することはできません。

木にはそれぞれの性質があり、これまでどのような環境で育ち、
どのような手入れを受けてきたかによって、
現在の状態も、これからの成長も大きく変わります。

一本一本の木にとって、
今どのような関わり方が適しているのか。先を見ることから、仕事は始まります。


資格と考え方

造園施工管理の現場で経験を重ね、
現在は剪定を中心に庭と植物に向き合っています。

一級造園施工管理技士、庭園管理士、
植栽基盤診断士として、
土や根の状態、将来の姿まで含めて見極めます。

それから、これまで樹木医の考え方に触れてきました。
現在も知見を学びながら、現場での判断に活かせるよう研鑽を続けています。

樹木医の視点は、木を「切る対象」としてではなく、
生きものとして診るという考え方です。

枝や葉だけでなく、樹勢、樹形、周囲の環境との関係。
そうした要素を踏まえた上で、木にとって無理のない関わり方を考えていきます。


土と根のこと

木の状態は、地上部だけを見ていても分からないことが多くあります。
根が張る土の状態、水の流れ、空気の通り方。
そうした要素が、木の健全さに大きく影響します。

現在は、土壌や植栽基盤についても学びを深めながら、
庭全体を立体的に捉えることを心がけています。

まだ学びの途中ではありますが、分からないままにせず、
必要なことをきちんと理解した上で判断したいと考えています。


会話を大切にすること

庭の仕事は、植物と向き合う時間であると同時に、
人と向き合う時間でもあると考えています。

お庭についてのお話は、木の状態や作業の内容だけでなく、
その場所でどんな時間を過ごしてきたか、
これからどう使っていきたいかという話に
自然と広がっていくことが多くあります。

そうした会話を交わしながら、
その庭にとって何が心地よいかを
一緒に探していく時間を大切にしています。

造園や手入れは、作業だけで完結するものではなく、
思いやりや信頼の積み重ねの上に成り立つ仕事だと感じています。

目の前の植物のことも、そこで暮らすお客様の思いも
同じ目線で考えながら庭に関わる仕事を続けています。


POLANO GARDEN(ポラーノガーデン)