アラカシ、オリーブ剪定

モクセイ科の常緑高木であるオリーブは寿命が非常に長く、数百年から1,000年以上生きることもあります。地中海沿岸には樹齢2,000年を超えるとされる古木も残っており、現在でも実を付けているものがあるそうです。

オリーブの花は花蜜が少なく、虫を積極的に誘引するような特徴はあまりないため、受粉は風が主体と考えられています。一方で、開花期にはミツバチなどが訪れ、結果的に受粉を助けることも報告されています。

成長が早く剪定にも強い樹木ですが、その分枝葉が混み合いやすくなります。枝葉が密集すると風通しが悪くなり、花粉が運ばれにくくなるため、風が通り抜けるような透かし剪定を行うことで受粉しやすい環境づくりにつながります。

作業当日、ベビーカーを押して通りがかったオリーブ好きの方からオリーブの害虫についてご質問をいただきました。おそらくオリーブアナアキゾウムシのことだったと思いますが、幹元や主枝からフラス(木くずと虫糞が混ざったもの)が出ていないか、小さな穿入孔がないかを定期的に確認することが早期発見につながります。被害を見つけた場合は、殺虫剤スプレーを使用したり、針金などで幼虫を取り除いたりする方法で対処します。

また、害虫に加害されても、樹勢(生命力)がしっかりしている木は被害が最小限に抑えられることがあります。そのため、私は日頃から適切な剪定や土壌環境の改善を通して、樹勢の良い状態を維持することが何より大切だと考えています。

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