

カナメモチの刈込みに携わりました。
バラ科の常緑小高木です。鮮やかな赤い葉は秋の紅葉ではなく新芽の色です。カナメモチの「カナメ」は「要(かなめ)」が由来とされます。
昔、この木は材が丈夫で粘り強く、扇子の要(軸)に使われたことから「カナメモチ」と呼ばれるようになったという説があります。
また「赤い芽のモチノキ」の意味で「アカメモチ」と呼ばれることも多くそれが訛って「カナメモチ」になったとも言われます。
新芽にはアントシアニンという赤い色素が多く含まれています。これは強い紫外線から柔らかい葉を守る「日焼け止め」のような役割があると考えられています。葉が成熟すると葉緑素が増え、緑色へ変わります。
生垣として人気の高いレッドロビンはカナメモチなどを親にもつ園芸品種です。
上に伸びる力が強く(放置すると10m位になるとも)丈夫な樹木ではありますが、風通しが悪いと葉に赤や茶色の斑点ができる褐斑病やごま色斑点病などのカビ(糸状菌)による伝染病にもかかる可能性があるので、適度に密度を減らして風通しを良くしてあげる事が大事です。
それから、地際部に古いフラス(穿孔性昆虫の幼虫が木の内部を食べ進んだ際に出す、幼虫のフンと木くずが混ざった排出物のこと)が落ちていました。量が多かったのでルリカミキリではなくゴマダラカミキリかもと推測しています。新しいフラスが出ておらず脱出孔から成虫は外に出て、被害は終わっている可能性が高いと考えました。
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