
ポラーノガーデンです。
今回モチノキの剪定に携わりました。
モチノキの樹皮から作られる粘着剤を「鳥黐(とりもち)」と呼び、昔はこの粘着性を利用して小鳥や昆虫を捕まえていました。これが「モチノキ」という名前の由来とされています。また、材は硬く緻密で、将棋の駒や細工物の材料として利用されたそうです。
モチノキは雄株と雌株が別々の雌雄異株です。そのため、赤い実がなるのは雌株だけで、近くに雄株があると昆虫による受粉(虫媒)が行われ、実付きが良くなります。
鮮やかな赤い実は野鳥のごちそうで、秋から冬にかけてヒヨドリやメジロなどがよく食べに訪れます。鳥が種子を運ぶことで、自然に分布を広げることもあります。
東日本ではモチノキがよく植えられるのに対し、西日本では同じモチノキ科のクロガネモチが多く植えられているようです。
今回の現場では目隠しとしての役割も求められていたため、透かし過ぎないよう樹形を整えつつ、カイガラムシやアブラムシの発生を抑えられるよう、樹冠内の風通しを良くすることを意識して剪定しました。


