カイズカイブキの刈込み

カイズカイブキの刈込みに携わりました。
カイズカイブキはヒノキ科の常緑針葉樹で、イブキ(ビャクシン)の園芸品種です。自然樹形では炎が立ち上るように枝がねじれながら成長していく特徴があり、独特の存在感があります。成長が比較的早く、刈込みにも強いため、昔から防風や目隠しを目的とした生垣として広く利用されてきました。


今年の春には京都の東福寺で巨木のイブキを見ましたが、自然樹形には自然樹形ならではの味わいがあります。一方で、刈込み樹形も柔らかな曲線を表現できるため、私はどちらの姿も好きです。

東福寺のイブキ


また、剪定や刈込みを行った際に漂う爽やかな香りも好きです。これはテルペン類を主成分とする針葉樹によく含まれる精油(エッセンシャルオイル)によるものですね。軽トラに発生材を積んでいるときも香りが漂ってきてリラックスできます。


刈込み作業では、針葉樹全般に共通する注意点があります。葉のない古い枝まで切り込むと萌芽しにくく、そのまま枯れ込んでしまうことがあるため、必ず葉が残る位置で刈り込むようにします。今回はビフォー写真を撮り忘れてしまいましたが、仕上がりは良い感じになったと思います。


余談ですが、カイズカイブキは樹木医試験でもよく登場する樹木です。その理由の一つが「赤星病」の中間宿主になることです。この病原菌はカイズカイブキとリンゴ・ナシ類を行き来しながら生活するため、果樹園周辺では植栽が制限されることもあります。
知識は覚えるだけでなく、こうして実際の現場や日常と結び付けてアウトプットすることで、より自分のものになっていくような気がします。

板橋区・練馬区・足立区・豊島区・北区・文京区・渋谷区など東京23区の庭木剪定・造園はPOLANO GARDEN(ポラーノガーデン)へ。お気軽にご相談ください。

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